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1618. 希望 [ニュースより]

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         南極上に空いたオゾンホール (2005年環境省のHPより)

 新型コロナウィルス感染症の対策として、日本人はマスク着用とアルコール手指消毒の徹底、不要不急の外出と酒類提供店の営業の自粛を全員が真面目に実行しました。すると、昨年の冬から風邪とインフルエンザがほとんど姿を消しました。学校の集会でも、咳が全く聞こえません。本気で取り組めば、世の中から風邪もインフルエンザも撲滅できる事が分かりました。これって、すごい事ですね。

 南極のオゾンホールが極地近くの人々に健康被害を与える事が判ったのが1970年代でした。そこで85年に「オゾン層保護のためのウィーン条約」が採択され、87年にはより具体的な行動目標を掲げた「モントリオール議定書」が批准されました。198の国や地域が批准し、その結果オゾン層破壊物質の99%が削減されました。今世紀半ばにはオゾン層は回復し、皮膚ガンや白内障などの被害は回避される予定です。この議定書は、現在最も高い成果を上げている多国間協定と言われています。これも快挙ですね。

 以上二つの事例は、私達人類が一丸となって取り組めば「できない事はない」との希望を私達に与えてくれます。これを励みに、私達は正しい事には最後まで希望を捨てずに取り組んでいきましょう。子孫に多大な迷惑をかける事になる原子力の各種利用も、世界各国が本気で取り組めばやめる事は出来そうです。

** 高校生のコトバ **************************

どどいつ : 望んだ祭りは 軒並み中止 それでも空に 咲く花火  (ね子)

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コメント 2

Enrique

おっしゃるように,今時のインフルや風邪の撲滅(に近い事象),オゾンホールの回復見込み,人類の賢い側面に希望が持てます。かつての公害,ゴミの散らかりもよくなりました。
みなその方向に本気で取り組めば出来ることでも,本気で逆方向の人も多いと難しくなりそうです。
by Enrique (2021-12-20 06:54) 

サボテン

Enrique様、
 確かに1950~60年代の東京は汚かった事を覚えています。70年代に入っても、渋谷上空は鳩の他にカラスが多数舞っていました。今や歩きたばこさえめったに見られなくなりました。三宅雪嶺の「できると思えばできる。できぬと思えばできぬ。」という格言を思い出します。私の経験から言わせていただければ、正しい方向に進む人の邪魔をする人は、大抵自滅しています。良い事も悪い事も自業自得なんですね。きちんと生きたいと思います。
 コメントありがとうございました。
by サボテン (2021-12-20 21:33) 

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