SSブログ

1617.  立派な運転手 [雑感・気づき]

102-20170530133807.jpg
                             三種類の車線

 朝、追い越し禁止の一車線の道を、最高速度ピッタリの時速40kmでゆっくり走る車がいました。後ろには車間距離をせばめたあおり気味の車や車体を小刻みに左右に揺らしてイラつく車等、約10台がノロノロと (この表現自体良くないですね) 連なっています。待望の三車線の交差点に着いて、追い越し際に運転手を見ると中年の女性ドライバーでした。

 彼女は全く正しい運転をしていました。凡人の私達の方が、つい「もう少し周りの状況を感じ取ってくれたら…」と甘えた気持ちになっていたのです。もしソクラテスやイエスがドライバーになったら、絶対彼女のような運転をするに違いありません。最高裁判所の裁判官達もそうすると思います。ただ私は、人々の心に寄り添う判決を下す裁判官とはどのような人なのかを考えてしまいました。俗な私は裁判官にはなれそうにありませんが、なれなくて良かったとも感じています。完璧を目指す不完全な人生の方が、楽しみが多い気がするからです。これも、甘えですけどね。皆さんは皆さんで考えてみて下さい。

 ところで、車線に三種類あるのをご存じでしたか?白い破線と白い実線と黄色い実線です。この違いは、追い越しの場面で、白い破線は「追い越しも、はみ出しも可」、白い実線は「追い越し可、はみ出し禁止」、黄色い実線は「追い越しも、はみ出しも禁止」です。バスやタクシーの模範的な運転手さんを見つけて、是非将来はそのような運転のできる人になって下さい。

** 高校生のコトバ **************************

狂歌 : 「そうなんだ」 そう言って欲しい だけなのに 不幸自慢を 語り続ける  (清掃員)

nice!(68)  コメント(4) 
共通テーマ:学校

nice! 68

コメント 4

Enrique

私は,最高裁判所の判事たちは必ずしもそうするとは思いません。なぜなら彼らは必ずしも司法試験に合格した法曹のプロではないからです。むしろ地裁の裁判官の方がそうしそうです。
by Enrique (2021-12-19 19:48) 

サボテン

Enrique様、
 「なるほど!」と感じました。衆議院選の際の最高裁の裁判官の経歴を見ると、確かに様々です。その意味では地裁や高裁の判事の方がこの手の方々が多いでしょうね。
 脱力については、合気道や気功の世界も、そして教員の指導も同じです。これはテクニックというよりも、心理的な余裕がもたらす雰囲気のような気がします。
 コメントありがとうございました。
by サボテン (2021-12-20 00:10) 

Enrique

いきなり不躾なコメント失礼いたしました。
一例として引かれただけの点への細かい指摘だったと反省しています。

当ブログにも訪問いただきありがとうございます。
脱力に関しては様々な側面があり,テクニックにとらわれると却って分からなくなる側面があり,長年掛かって習得するので良いのかもしれません。
by Enrique (2021-12-20 06:43) 

サボテン

Enrique様、
 いえいえ、こちらこそ勉強になりました。このような刺激は大歓迎です。今後も、間違いなどがあれば遠慮なくご指摘ください。
 立派なブログ、感心致しました。当方も、人生終盤に入るといかに脱力して生きるかが大きな関心ごとになっています。ピアノも指に任せるのが楽なように、残りの人生は内部の自分に全てを任せて楽に過ごしたいですね。
 コメントありがとうございました。
by サボテン (2021-12-20 21:21) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

1616. 高校生のコトバ1618. 希望 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。