1551. オリンピック [ニュースより]
東京オリンピックに4競技16の新種目が加わり、若い人々が活躍しています。テレビの前に座ると、磨き抜かれた「心・技・体」の競演に時間を忘れて見入ってしまいます。開催時期の良し悪しは別として、多くの人々が自分の持てる力を存分に発揮できる場があるのは本当に良い事です。
サーフィンを見ていて思いました。世界にはミャンマーのような明日の国民の命も保証できない国もあれば、命の心配がなく練習時間の沢山とれる平和な国もあります。サーフィンやゴルフ、馬術などの種目は、豊かな国の選手しか参加できません。今回ミャンマーからの選手は2人、難民選手団は29人ですが、参加種目は陸上や重量挙げなど地味な種目が大半です。この落差をどう考えるべきでしょうか。
私はオリンピックをやめて、資金の2兆2千億円を世界平和のために使えと言うつもりはありません。むしろ大金を使って開くからには、1992年にIOCが提唱した「オリンピック休戦」を是非実効性あるものにして欲しいのです。古代ギリシア同様、この期間だけは世界中の戦争・紛争を停止させるのです。スポーツは人間の闘争本能を昇華し、人々に自信を与え、他者を尊重する機会を作ります。オリンピックは、是非「国」という概念を捨てて人々が感動で一つにまとまる良い機会にして欲しいと思います。
話は変わりますが、コロナ下でのパラリンピックは来年に延期すべきと考えます。
** 高校生のコトバ **************************
名言 : 「いいかげんにしないと怒るよ」と言ってる人は、もうすでに怒っている。 (ドル)
国によって落差があるのは仕方がないことだと思いやす。個人宅によっても落差があるのと同じように。
貧しくて、中学を卒業したら月に30万稼いで家族を養わなければならない境遇の人は、どんなに頭が良くて努力家で、本人がどれほど医者になりたくても、医大に行って医者にはなれやせんよね。
世の中というのは、不平等なもので、どうしようもないものだと、あっしは自分の人生を通じて痛感してきやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-08-08 17:00)
ぼんぼちぼちぼち様、
私も、世の中は決して平等ではないと思っています。だから渡辺和子氏(ノートルダム清心学園理事長)が、「置かれたところで咲きなさい」と言った意味も解る気がするのです。それは単に「あきらめろ」ではなく、「不平等の中に意味を見出せ」とおっしゃっているような気がするのです。きっとぼんぼちぼちぼち様も、今のあり方ゆえの幸せを感じていらっしゃるのではないでしょうか。今回は生意気を書いてしまい申し訳ありません。コメントありがとうございました。
by サボテン (2021-08-09 02:55)