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1275. 主体性 [思い出話]

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                    ペープサート

 大学時代「児童文化研究会」というサークルに入っていました。小学校の学童保育を定期的に回り、タヌキやクマなどのぺープサートの人形劇を演じる会です。材料を購入して舞台をこしらえ、脚本作りから音楽選定、配役などを部員達で決めました。歌やギターも奏でるので結構忙しく、夏休みには合宿も組みました。今の職場でも役立っている充実したサークル活動でした。

 ところが、このサークルの4年生に一人、当時の全共闘過激派の活動家が入っていて、時々覗きに来ては「お前らは主体性に欠ける」と説教しました。主体性を強要しながら後輩の主体性を認めない姿勢に疑問は感じましたが、当時の大学の部内ヒエラルキーは強固で、誰も反論できません。

 それどころか、時々近くの教会で「学習会」があり、対立セクトの欺瞞性といった「講義」も受けました。動員をかけられて入った他大学の校舎では周りを対立セクトの学生集団に囲まれたり、日比谷公園ではなだれ込んで来た機動隊員に背中を蹴飛ばされたりと、ノンポリの割には結構危ない目に遭いました。運が良かったから今があります。

 考えてみると、やはりあの先輩の語った「主体性」が当時の私には足りませんでした。大学では色々な勧誘が待ってます。皆さんは多くの情報を集めて、たとえ良いサークルであっても、強制される活動には是々非々の姿勢を貫いていって下さい。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 : よっこいせ 言う度周りに 笑われる (m.p.)

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