1271. 生きたコンクリート

                  　　　　　開発された「生きたコンクリート」 (ネットより)

　米コロラド大学の研究チームが「生きたコンクリート」を開発しました。原料は砂とバクテリア。ひびが入れば自ら修復し、新しい分身も産み出せます。1つのブロックが成長するに連れて分裂し、2個、4個、8個と増えていきます。それらは現場で成長し、どんな形や大きさにもなれるそうです。生物なので生き続けます。北極や砂漠、火星、月など資材を調達するのが困難な環境で利用でき、応用領域に限界はないと胸を張ります。私は、最後まで人間がコントロールできるのかが、とても不安です。

　職員室の同僚は、AIスピーカに「ただいま！」と話しかけて、豊かな会話を楽しんでいます。「癒される～」と目を細めていました。一方AI兵器は人間を殺しています。監視カメラの多い中国では、AIが3歳で誘拐された男性を顔認証技術を利用して19年ぶりに発見しました。もしかしたら、今年はAIと新素材を駆使したパラリンピック選手がオリンピック選手の記録を超えるかもしれません。人間が発明した存在が人間を追い越しています。

　恐竜は隕石という外部要因で絶滅したと言われていますが、人間は科学技術を生み出した欲望という内部要因で滅びそうです。不可抗力の外部と違い、こちらは「内部なだけに」人間の知恵と努力で何とかできそうですが、でも「内部なだけに」実際はハードルは相当高そうです。頑張りましょう。

〇「生きたコンクリート」の記事
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200123-00010000-clc_teleg-int
 
〇19年ぶりに発見された3歳で誘拐された男性の記事
https://www.afpbb.com/articles/-/3232097

**　高校生のコトバ　**************************

川柳 : 「うまくいく」　その一言で　がんばれる　 (いちごみるく)