1188. 素直さ [教育の話題]
ママから「ひいばあちゃんに風邪をうつすといけないから、車の中ではマスクをつけていなさい」と言われた彼は、暑いにもかかわらず律義にマスクをつけていました。お墓の前でははずしたものの、車に戻るとまたつけます。母を自宅に送り届け、車中に彼女がいなくなってもしっかりつけています。「偉いなぁ」と誉めて上げました。
彼は、横断歩道を渡る時もしっかり手を挙げます。頼まれれば、口を大きく開けてアニメソングも歌います。この素直さは、まさに天使です。しかし、もし彼がこのまま高校生になったら…と考えると、これはかなり不気味です。高校生は、ホリングワースの言う「心理的離乳」を経て、状況に応じて自分の判断で動けるようになっているはずだからです。こんな彼も、きっとその時期が来たら息子夫婦と大なり小なりモメる事でしょうね。
でも皆さん、自分の「良心の声」にだけは素直に従った方がいいですよ。私はこれを、ストア派のゼノンの言う「宇宙理性」(全てを調和させる法則) からの警告と感じてます。経験的に、ここを拠り所にして生きる時、行く手を阻む敵は自滅していきましたから。
** 高校生のコトバ **************************
川柳 : いつまでも 待っていられぬ 遅刻バス (No.9)
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