1187. 最前列

                       　　　　　　　　　　ご焼香

　本日、お盆の法要でお寺に行きました。11時開始なので、私は10時45分に本堂に駆け込みました。前方は空いてましたが、後ろのイイ席はびっしりです。なんとか空席を確保したのですが、ふと「こんな時ぐらい親孝行しなきゃ」という気になり、改めてガラガラに空いている最前列の真ん中に座りました。

　一通り読経が済んだ頃、若いお坊さんが私達一般参列者に言いました。「ただ今よりご焼香となります。総代様より始めて、ご参列の皆様の焼香をお願い致します。」　ん？皆さんの視線が私に向いています。後から分かったのですが、今日は総代代表の方は欠席でした。何ともはや、あせりました。

　すると近くに座っていたご老人がゆっくり立ち上がり、ご焼香されました。おかげで、私達も彼に続いて焼香できました。その老人が総代の一人なのか、私が焦っているのを察して立ち上がってくれた人なのか分かりませんが、本当に助かりました。格式ある式典では、不用意に一番前に座るべきではないと勉強しました。

　でも、でも高校生の皆さん、座席自由の授業や講義の時は、少々緊張気味の前の席の方が絶対に内容は身につきますからね。今回の私の例は授業では参考にしないで下さい。

**　高校生のコトバ　**************************

名言 : 「よし、じゃあ今から本気出す！」と言う前が、１番本気。  (hamaguchi)

コメント 2

我が国で暮らしていると、色々な場で上座下座がありますね。
最近は、かなり自由な風潮にになっていますが、宗教界とか公的機関では、そういった社会風土を尊重したいと思っています。
古い考え方なのでしょうか?
by wildboar (2019-08-11 19:09) 

私もwildboar様に賛成です。世の中から権威がなくなったら、誉められても、叱られても、嬉しくも痛くもなくなりそうです。私は権力と権威は別物と思っています。得も言われぬ厳かな権威に対しては、思わず頭が下がりますし、そんな存在のある社会は大切にしたいと考えます。コメントありがとうございました。
by サボテン (2019-08-12 00:23)