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1176. 火事 [ニュースより]

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                  京都アニメーションではこんな計画も立てていましたが…。

 またまた悲惨な事件が京都で起きました。京都アニメーションの玄関から侵入した犯人は、三階まで吹き抜けになっている内部の螺旋階段の一階部分に油を撒いて火をつけました。火は瞬く間に三階まで燃え上がり、33人が死亡、40名弱が重軽傷という大惨事となりました。

 三階建てならなぜ窓から飛び降りなかったのかについては、被害者の方々は一酸化炭素で動けなくなり、そのまま焼かれてしまったからのようです。私も昔一酸化炭素中毒になりましたが(No.130)、その時意識だけは明瞭でした。犠牲者の方々の恐怖は察するに余りあります。

 これまで私は三回、火事の現場を見ています。取り乱したお婆さんが同じ言葉を繰り返しながら火の中に飛び込もうとして消防士に抱えられる姿も見ました。また、火事になると廊下が油をまいたようにツルツルになって、歩くどころか立てなくなるという話も聞いています。これが「腰が抜ける」という状態です。どちらも、パニックになると人は正常な行動がとれなくなるいい例です。

 ホテルなどで私達がそうならないためには、最初に一回避難経路を確認するといいそうです。このちょっとした動作が生死を分けると言いますから、皆さんもホテルでは、忘れずにすぐ確認して下さい。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 思い出よりも 疲れが残る 家族旅行。 (K)

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コメント 4

ピストン

本当に悲惨です。京都のアニメーション会社の放火事件。
胸が痛いです。
by ピストン (2019-07-20 01:36) 

サボテン

最近、簡単に火をつける、刺しまくるといった単純な粗暴犯が、特に男性に多い点が気になります。決して「もっと頭を使え」という意味ではありませんが、男性がどんどん退化していってるような気がしてなりません。モラル面ばかりでなく、無精子症の増加など肉体そのものが衰えてきているのではないでしょうか。女性さえいれば人類が途絶える事のないクローン技術も、時機を得て出現したように感じます。
by サボテン (2019-07-20 14:28) 

いっぷく

私は火災で妻子が一酸化炭素中毒になり、妻は心肺停止で蘇生後も第三次救命救急患者、子はJCS300の深昏睡で長男はいったんは遷延性意識障害になりました。
火災のたびに思うのは、人は自分がならないと何も学べないのかという思いです。
おざなりの訓練よりも、座学でいいから一酸化炭素中毒の勉強でもさせていただきたいですね
by いっぷく (2019-07-21 03:34) 

サボテン

 今初めて「JCS300」とか「遷延性意識障害」という言葉を知り、調べさせて頂きました。大変な状況でしたね。現在は回復されたのでしょうか。一刻も早い回復をお祈り申し上げます。
 私の場合は、意識が覚醒していただけラッキーだったと感じます。ただ、回復後しばらくは理数系の概念を扱う事が出来ず、高校時代は苦労しました。しかし不思議なもので、大学であえて数学科の一般教養の授業を選択し、行列を扱っていたところ、ある日突然脳内の回路がつながりました。必要性に応じて脳は自立的に修復すると感じました。
 確かに機密性の高い住宅が一般化してきた今、一酸化炭素中毒に対する予防教育は義務教育で必須だと思います。コメントありがとうございました。
by サボテン (2019-07-21 12:16) 

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