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1046. 人工と自然 [ニュースより]

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                               ゲノム編集のイメージ図


 朝日新聞に面白い記事がありました。英米の研究チームが、精子提供を受けて出産した女性1700人に、提供を受ける際に重視したポイントを挙げてもらったところ、複数回答で65%が「健康状態」、50%が「知能」、43%が「身長」を重視していました。

 今、「クリスパーキャス9」というゲノム編集技術が開発され、遺伝子の改変が希望通りできるようになりました。しかし、子孫に引き継がれたその遺伝子が、将来どのような影響を及ぼすかは、まだよく分かっていません。

 例えば、脂肪の分解に関わる遺伝子に変異のある人は、肥満になりやすい一方、少ない食事からでもエネルギーを蓄えられます。その変異を修復すると、高カロリーの食事をとっても健康を維持しやすくなります。しかし将来地球温暖化や人口増加によって食糧危機が到来すれば、生き残れなくなる恐れが出てきます。したがって米科学アカデミーは、この技術を遺伝性疾患の予防治療以外には認めない立場をとっています。私も、人間は子孫が関わる分野には手を付けない方がいいと思います。

 すると10月30日付の読売新聞に、「慶応病院、第三者提供の人工授精中止」という記事を見付けました。「人工」に傾きがちな医療界に自然回帰のきざしを感じ、少し嬉しくなりました。

○遺伝子操作に関する朝日新聞の記事。(有料記事です。) 
https://www.asahi.com/articles/DA3S13744834.html
 
○慶応大学病院の人工授精中止の記事。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20181030-OYTET50013/
 
** 高校生のコトバ **************************

名言 : 小さい声で質問されたら、小さい声で答えてしまう。 (シシン)


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