1016. 宮川選手問題 [ニュースより]
コーチの処分取り消しを訴える宮川紗江選手
日本体操協会は、宮川紗江選手に対する暴力で、コーチの速水佑斗氏を無期限登録抹消処分としました。しかし、宮川選手自身が「コーチは、私を危険な目に遭わせないためにやってくれたので、処分は重すぎる。」と声を上げました。この信頼関係の有無が、日大アメフト部や女子レスリング界の問題と大きく違う所です。※
日本体操協会は、宮川紗江選手に対する暴力で、コーチの速水佑斗氏を無期限登録抹消処分としました。しかし、宮川選手自身が「コーチは、私を危険な目に遭わせないためにやってくれたので、処分は重すぎる。」と声を上げました。この信頼関係の有無が、日大アメフト部や女子レスリング界の問題と大きく違う所です。※
テレビ番組で、池谷元体操選手が「暴力は悪い事ですが、これまでも勝つためにはやむを得ないという風潮はあったし、東京オリンピックで勝つため、今でもそれを容認するコーチはいる」とためらいがちに言いました。すると司会の坂上忍氏が「だから暴力が無くならないんだよ。暴力は絶対にダメだろう。」と反論しました。
ところで坐禅中の修行僧は、動くと警策で背中を叩かれます。しかしそれを覚悟の僧達は感謝して警策を受けています。オリンピックは戦場であり、坐禅道場同様に私達の日常とは全く別世界です。おそらく選手にとって信頼するコーチからの拳骨は覚悟の上と思います。したがって私は、選手と信頼関係のできてるコーチに指導を任せたら、部外者は軽々しく口出しすべきではないと考えますが、皆さんはどう思いますか?
スティーブン=R=コヴィーは、部下に対する有能な上司の姿勢について次のように書いています。
「目的を共有したら、 手段は相手に任せ、 結果に責任を持たせる。」(「七つの習慣」)
「目的を共有したら、 手段は相手に任せ、 結果に責任を持たせる。」(「七つの習慣」)
※ 今回の事件には、宮川選手に対する「暴力問題」と「パワハラ問題」の二つの側面がありますが、本ブログは「暴力問題」だけを取り上げて書いています。
** 高校生のコトバ **************************
名言 : 彼氏がいない女子高生ほど、スカート丈が短い。 (食卓塩)
その理屈では、職場や学校でなら殺してもいいことになります。
たとえ本人が受け入れても、暴力暴言はパワハラです。
何故って、8年間という指導時間は、指導そのものを客観的自覚的に
見る視点を持たせなくなるでしょう。
18歳だから嘘を付くはずがないというバカ論も出ていましたが、
逆に言えば、18歳だから信用できるのか、ということもいえます。
スポーツひとすじでゃってきた人が、どうしてパワハラや体罰問題に
精通できるのですか。
観念論に走らず、事実と道理で物事は見ることです。
by いっぷく (2018-09-02 17:54)
いっぷく様、
貴重なご意見、大変ありがとうございました。久しくコメントを頂いていなかったので、久しぶりの新鮮な刺激に感激しております。
私のこのブログに書いた考えは、私自身の実際の体験に基づいています。小学生時代、私は結構腕白で、学級担任の先生からよくげんこつをもらったり正座させれたりしました。でもそんな日々があっての今の私があると、心から感謝しています。これは決して観念論ではなく、私の実感なのです。
私は決して暴力や体罰賛美者ではありません。パワハラ等各種ハラスメントは絶対に反対です。ただ目標を達成するための手段選択の権利は、あくまでも当事者(未成年の場合は当事者と保護者)にあると考えています。と言うのも、たとえ入賞を逃したとしても、自分の信頼するコーチの下で取れなかったのと、不本意なコーチをあてがわれて取れなかったのとでは、その落胆度合いには雲泥の差があると考えるからです。
長くなりましたが、私のこの考えもいつどのような形で変化するか分かりません。その時は、またブログにて表明したいと考えております。今回は、今後の考え方の視点を与えて頂き、誠にありがとうございました。
by サボテン (2018-09-03 17:24)