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1017. 人体の不思議展 [思い出話]

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                       「人体の不思議展」入り口の立て看板

 2005年、私は郡山市で「人体の不思議展」という福島県教委後援の展示会を見ました。会場に入ると、大小様々な血管が組み合わされた実物大の人体模型のような立像がありました。説明書きには、「本物の人体に特殊な溶液を入れ、血管だけを残したものです。」と書かれてあり、ぞっとしました。脳の毛細血管に到るまで全身くまなく溶液が回る間、心臓は動いていたはずです。

 さらに進むと2か月、4か月、6か月、8か月と並んだ胎児の標本がありました。全て本物とあります。「材料」は中国の方々の遺体らしいのですが、こうなると遺体か生体かも怪しくなってきます。見ている内に気分が悪くなり、「こんな死者を冒涜する興行は許せない」という気持ちになりました。

 主催はエム・ディー・ソフトハウス社。このイベントは全国30か所を超える会場で、延べ600万人の入場者を記録したそうです。しかし、遺体を標本化する事について、日本医師会など国内外から批判の声が高まり、同社は2012年に興業の規模を縮小し、とうとう今年7月25日に破産しました。

 私は今後この企画の責任者は、死体損壊罪か死者への名誉棄損罪で訴追されるべきと感じます。さらにこれらを後援した各県の教育委員会の責任も重大です。

○エム・ディー・ソフトハウス社破産の記事
http://news.livedoor.com/article/detail/15097351/

** 高校生のコトバ **************************

川柳 : 褒められたい 素直な願い 人変える  (ねむむ)

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