689. 駆けつけ警護

     　　　　　　　　      昔よく見かけた傷痍軍人　(ネットより)

　私が小学生の頃、軍帽に白い浴衣を着た傷痍軍人(しょういぐんじん)が繁華街の所々に姿を見せていました。傷痍軍人とは、戦争で手や足を失った元日本兵の方々です。義手や義足を着け、小箱を前に土下座のような格好でお金を恵んでもらっていました。ハーモニカやアコーディオンを弾いたり、歌を歌ったりする人もいましたが、私は彼らを見るのがとても辛かった事を覚えています。

　南スーダンの平和維持活動(ＰＫＯ)に派遣されている自衛官に、新たに「駆けつけ警護」の任務が付与されました。これは自衛官の海外での武器使用を認める初めての決定です。野党から「自衛官がケガをしたり命を落としたりする事になるのではないか？」と質問された安倍総理は、「彼らはそのための特別な訓練を受けており、彼らにしかできない任務として取り組んでいただく。」と答えていました。これから自衛官の募集は大変になりそうです。

「駆けつけ警護」閣議決定のニュース
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000087849.html

**　高校生のコトバ　************************** 

川柳 : 同じ本　取ろうとする手に　出逢いたい　　(フラワー)