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632. 保護貿易 [地歴公民科]

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                 リカード (1772-1823)

保護貿易
 今YouTubeで、池上彰氏の「やさしい経済学」を見ています。とても分かりやすく、受験で政経を使う高校生にはお薦めです。第7回はリカードの比較生産費説でした。

 この学説を簡単に説明すると、「世界各国は得意分野だけを生産し、互いにそれらを交換し合えば全体の生産量が増え、世界は豊かになる」というものです。計算上は確かにそうなり、池上氏の話もここで終わっていました。しかし私はもう一歩突っ込んで欲しいと感じました。

 というのも、「量の拡大」と「万人の幸せ」とは必ずしも一致しないからです。例えば自動車とコーヒー豆では価格に大きな差があるので、それぞれを生産する国民の所得に大きな差が出ます。またコーヒー豆には、気候変動や人々の嗜好の変化で価格が左右される不安定性もあります。こう考えると、比較生産費説に基づく自由貿易は、先進国側に大きな利益をもたらす事が分かります。

 保護貿易は良くないと言われますが、私は自国保護ではなく途上国保護の立場からの保護貿易をWTOは進めるべきだと考えます。

** 高校生のコトバ *************************

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