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1929. 未来 [雑感・気づき]

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                      家族団らん (フリー画像より)

 夕方、校門に向かう私の後ろで何人かの女生徒達の声がします。
「じゃ~んけん!、アッずるーい。バイバーイ。」
実に楽しそうです。帰途が楽しいという事は、家族や夕食が待ち遠しいに違いありません。

 私は、子供が帰宅途上で「今日の夕ご飯何かな~?」と思いを馳せる姿を見るのが大好きです。家族の温かさが伝わってきます。未来を楽しみに待つ人生は、それだけで十分幸せです。私が高校生の頃、公害などの社会問題は起きていましたが、10年後の未来は輝いて見えました。仕事は何でも選べて、給料はきっと上がって、戦争なんて起こりっこない、と。

 しかし今、こんな楽観的未来像を何人の若者が持てるでしょうか。政経を教えている私でも明確に示せません。それでも、ルターの言葉、
「たとえ明日世界が終りになろうとも、私は今日リンゴの木を植える」
は、しっかり伝えたいと思います。リンゴは実がなるまで4~5年かかります。今日の努力がいつ報われるかは分かりません。しかしそれでも、自分のできる最大の努力をし続ける事が、意味ある人生を創るというのです。

 以前にも書きましたが、私は今の職場をリタイアした後、仙台市の観光ガイドのボランティアをしようと英語の勉強を始めました。まだまだ先は長いので、実際街に立って案内できるかどうかは分かりませんが、そんな夢を追いながら行う勉強は充実しています。全ては寿命次第。今はそんな人生で十分満足しています。

** 高校生のコトバ **************************

狂歌 : 人生は 辛いと言って いた時は 今振り返れば 良い経験に  (T.N.)

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