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1925. 放射線強耐性生物 [ニュースより]

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                    燃料デブリの位置 (東京電力の説明サイトより)

 先日のYahooニュースに、「福島第一原発原子炉内“謎の生物”が!」という記事がありました。東京電力は、同原発の格納容器内の放射線が毎時8シーベルトという高い線量のため、ロボットで内部を撮影しています。東工大の丸山茂徳教授は、そこに「バイオフィルム」と呼ばれる苔のような生命体を見つけたと言うのです。

 人は大量の放射線を浴びると死亡しますが、「デイノコッカス・ラディオデュランス」という細菌は、毎時5000シーベルト(人間なら即死)を浴びても死にません。格納容器の中には、この種の生物がいるようです。教授は「原始の地球には、極めて強い自然放射線が存在したが、その中で生物が生まれ進化してきた。原子炉内の環境はそれに近いので、東電は炉内の水を公開し生物研究に協力すべき」と言っています。

 ふと記事内に、「東電は、2021年中に燃料デブリを取り出す」という一文を見つけました。エッと日付を見ると2019年の記事の再掲でした。2023年になった今も燃料デブリは取り出せていません。東京電力の「廃炉に向けたロードマップ」を調べると、新型コロナの影響で2023年度後半に工程を伸ばしたとありました。はたして今年中に良い知らせは聞けるでしょうか?

 このままでは、敷地内の放射能汚染は今後も続きます。何万年後かには海水は『処理水』で満たされます。これからの人類、原始時代に強烈な放射線のフィルターを通ったように、それでも平気な種が生き延びていくのでしょうね。

〇この元の記事のアドレス
https://friday.kodansha.co.jp/article/71579

〇東電の「廃炉に向けたロードマップ」
https://www.tepco.co.jp/decommission/project/roadmap/

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 「いつもきれいにご利用いただき ありがとうございます」というプレッシャー。

 (K.T.)

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