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1872. 待つ [地歴公民科]

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                             西郷隆盛 (1828~1877)

「人を相手にせず、天を相手にせよ。」
 これは西郷隆盛の言葉です。西郷は「待つ」ことのできる人でした。内村鑑三の『代表的日本人』の中に、西郷が宮中の宴会に招かれた時の話があります。西郷はいつもの平服に下駄ばきで参加しました。帰ろうとすると下駄が見つかりません。西郷は、誰にも迷惑をかけないよう裸足で小雨の中を歩き始めました。すると門衛に見つかり身分を問われました。「西郷大将」と答えましたが、門衛は信用しません。そのまま彼の身分を証明してくれる人が現れるまでじっと待っていました。

 西郷は、何事にも機会がある事を知っていました。彼は書いています。
「機会には二種ある。求めずに訪れる機会と、我々の作る機会とである。世間で普通に言う機会は前者である。しかし真の機会は、時勢に応じ理にかなって我々の行動する時に訪れるものである。」
 我々が正しく行動しようとした時、天は機会を与えてくれると言っています。西郷は天という言葉をよく使います。あえて神と言わないところを見ると、それはSomethig Greatとでも呼べる特別な力を意味しているようです。

 「人間関係で行き詰まった時は、下手に動かず天の与えてくれる機会を待つ」という生き方は、私の人生訓にもなっています。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 「ネックレス」を日本語訳すると怖い。  (ぼけたま)

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