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1755. 宗教について [宗教的感覚]

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            「山上の垂訓」を行うイエス

 生徒達と宗教について話す機会がありました。
私「人々が宗教に求めるものって何だろう?」
三人の手が挙がりました。
A「正しく生きられるようになること」
B「願い事が叶うこと」
C「安心して過ごせること」
 どれもよく言われるものですが、私は三番目の『安心の境地』と考えています。
Aも正確には「正しい事を安心して行える境地」であり、Bも「願いは叶うはずだと安心して活動に励める境地」なのではないでしょうか。

 浄土真宗の親鸞の悪人正機説は、自分の力では悪い事をやめられない悪人の方が、仏にすがる気持ちが一途なので、自力作善の善人より先に阿弥陀仏に救われるというものです。キリスト教のイエスも山上の垂訓で「心の貧しい者は幸いである。天国は彼らのものである」と言っています。心の貧しい者とは、自分の弱さ、足りなさを謙虚に認める人の事です。仏教とキリスト教、この二つは全く異なる宗教ですが、心の弱さに悩む人に安心感を与える点では全く同じです。安心こそが宗教の本質と感じます。

 今マスコミと世論から十字砲火の勢いで攻められている世界統一平和家庭連合ですが、こちらは信者の安心ではなく不安をあおって多額の献金を迫ると言われています。その通りなら、正しい宗教とは真逆です。一方、今世の中が魔女狩りのような雰囲気になっているのも気になります。感情論はしっかり抑えて、あくまで事実の積み重ねで彼らの活動の是非を論じていきましょう。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 時間を無駄にしたと後悔する時間が無駄である。 (おおさん)

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