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1746. 知能検査 [雑感・気づき]

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               スッキリ (フリー画像より)

 写真家のTさん(39)は、小学生の頃同級生から嫌がらせを受けていました。周りの評価は「変わった子」でした。高校卒業後区役所に就職しましたが精神科で3か月入院し、退職しました。36歳の時、弟が発達障害と分かり、自分も知能検査を受けたところ、IQ135(天才)と出ました。

 生き辛さを障碍のせいと思っていた考えが変わり、胸のつかえがとれました。Tさんは辛い過去があったから今があるとは思いつつ、「もし、子供の頃に自分の特性を知り、それに合った教育をしてもらっていたら、より多くを学べた」と考えています。(8月31日の朝日新聞より)

 もし小学校で知能検査の結果を全児童に教えた場合、自分がIQ135と分かったら、本人の学習意欲に拍車がかかるか、あるいは余裕を感じて怠け出すかは分かりません。一方IQ80(魯鈍)と診断されたら、絶対にやる気を失います。したがって知能検査の結果は教師間のみで伝え合い、本人や保護者には教えません。

 Tさん、幸せになれてよかったですね。指導者にその能力を見出してもらえなかった点はお気の毒ですが、それら全てをひっくるめての「我が人生」と割り切る事が大事と感じます。またご本人も言っているように、今の幸せはそんな苦しい時期があったからこそ得られたものです。私達はついつい過去の「もし」を愚痴りがちですが、時間の無駄です。未来の「もし~なったら」という希望を語っていきましょう。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 : 校内が ため息ばかり テストの日  (K.M.)

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