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1692. 刺激 [雑感・気づき]

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             山崎製パンのバターロール

 最近我が家の朝食は、ヤマザキのバターロールです。宣伝するわけではないのですが、これを温めるとほのかな甘みが増し、とてもおいしいのです。添え物はマーガリンがぴったりで、甘味の強いジャムではそのおいしさが消されてしまいます。同様に私は白ご飯が好きなので、とろろをおかずに出されてもご飯にかけたくありません。妻からは、とろろを汁のように飲むと叱られます。ほのかなおいしさを味わうためには、おかずも選ばなくてはなりません。

 かつて米国の短期留学の高校生が日本人家庭に泊まった時の話です。白ご飯が食べ辛そうなので牛丼のたれをかけてやったらよく食べたそうです。きっとその時の彼らは、スパゲティミートソースを麺とソース別々に出されたような気分だったのでしょう。好き嫌いは別として、より刺激の強いものを併せる事で本来のおいしさが消される例は数多くあります。私達は調味料が食生活を豊かにしているように思いますが、調味料も乏しかった大昔の食生活は想像以上に豊かだったような気がします。

 秀岳館高校サッカー部の問題を見ていると、人間もこれと似ている気がします。たとえ元来良い人であっても、スポーツコーチや顧問といった強い権力を手に入れると、その良さは消されがちです。教員と生徒の権力関係も同じで、ここは私も気をつけねばと自戒しています。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 : 痩せたのに 会いたい彼は 他高行き  (AM.PM.)

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JUNKO

私もバターロール好きでおやつによく食べます。
by JUNKO (2022-05-17 20:28) 

サボテン

JUNKO様、
 同じ味覚を持つ方を得て、嬉しく思います。歳を取るにつれて、さっぱり系の食品を好むようになりました。今は十勝カマンベールチーズとマーガリンをつけたバターロール、そして生協の赤箱の紅茶があれば天国です。
 いつも凛としたお写真楽しませて頂いております。
 コメントありがとうございました。
by サボテン (2022-05-17 23:43) 

tyuuri

 11年前に、中咽頭癌の治療で抗がん剤と放射線治療を行ったため、退院時は、味覚は全くありませんでした。それどころか、まだ口の中は炎症でただれていて、痛くて口から食事を取ることができず、栄養剤を胃瘻を経て取る毎日でした。
 しかし、このままでは職場に復帰できないので、決意をして、医者に胃瘻のカテーテルを取ってもらい、自力で口から食事を取る訓練をしました。味の感覚はまだありませんが、栄養があって、食べる訓練となるものとして、シリアル、ヨーグルト、牛乳を朝食としました。後に、たんぱく質を取るのに「きな粉」をまぶすようになりました。給食は、食べられる分だけ自分で取って配膳しました。夕食はなるべく家族と同じものを。
 この食事のパターンは今も殆ど変わりありません。味覚の方は0から少しずつ回復し、今は健常時の7割くらいでしょうか。年に二度ほど、食事が本当に美味しいと感じることがあります。
by tyuuri (2022-05-18 21:08) 

サボテン

tyuuri様、
 大変なご苦労をされている事、良く伝わってきました。そのかいあって、7割程度までに回復されたとの事、本当に良かったですね。幸い私はそのような経験のない人生を歩んできたもので、おそらくtyuuri様の苦しみの100分の1も想像できていないと思いますが、健常時の8割9割へと一刻でも早くお戻りになれるようお祈りしております。
 コメントありがとうございました。
by サボテン (2022-05-19 00:33) 

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