1524. 選択的夫婦別姓 [ニュースより]
今、選択的夫婦別姓の議論が盛んです。古い人間に分類される私は、同じ屋根の下で暮らすなら同じ姓の方がいいとは思うのですが、最近氏名を一セットで名前のように呼べばさほど大きな問題ではないような気もしてきました。
内閣府の平成29年度の調査によると、
「夫婦は同姓にすべき」は男性30.4%、女性28.3%。
あまり差がないもんだなあと感じました。
「別姓のために法律を変えても構わない」は、男性42.5%、女性42.5%。
小数点以下まで同じ事に、これまたびっくり。
「夫婦同姓だが、婚前の姓を通称として認める」は男性23.9%、女性24.9%。
男性が少ないのは必要性を感じないためで、ある意味当たり前。
「選択的別姓もしくは婚前の姓の使用を認める」が男女大差なく合わせて67%を占める現状を見れば、夫婦同姓を強制する感覚は過去のものになった感があります。
問題は、子供の姓をどうするかです。子供が成人前に自分の姓を変えられる国が多いと聞きますが、子供同士で姓が違った場合、心理的な一体感が損なわれないか、あるいは親への不信感につながらないかが心配です。先日の新聞に、「男の子なら父親の姓、女の子なら母親の姓をつける。」という老人の意見が載っていて、私は名案だと感じました。説明もつきますし、子供も納得する事でしょう。人が楽に生きるためには、むしろ何か人間の自由にならない存在があった方がいいと気づきました。
〇選択的夫婦別姓制度についての意識調査(法務省)
** 高校生のコトバ **************************
名言 : 締切に余裕のあるプリントほどなくす。 (プチ)
あっしは、夫婦同姓案派でやす。
何故って、好きになった人の苗字になれるのは嬉しいことだから。
芸名や雅号などで旧姓を貫きたい人は、戸籍に関係なく貫けるので、仕事上だけ使い続ければよいと思いやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-06-15 12:23)
ぼんぼちぼちぼち様、
グッと胸が詰まりそうになる嬉しい言葉です。本当に好きになったら一心同体、まさに恋愛真っ盛りの二人の本音ですよね。ただ、歴史の流れを見ていると、人類の歴史は人権の拡大の歴史でもありました。今生まれつつある新しい人権も、やがては形を整えられ、日常生活上の常識となっていくような気がします。だから過渡期的な今は「選択的」夫婦別姓でいいと思っています。
コメントありがとうございました。
by サボテン (2021-06-15 21:08)
わたしは生まれ育った苗字が嫌いでした。
まず1回で聞き取ってもらえない、めずらしい部類に入るのでしょう、面と向かってもよく似た違う名前と間違われる。
特に電話では、とても苦労します。電話のデとかアメリカのアとかいう方式で文字を作りますが、さいごにどういう字を書きますか?と聞かれるとうんざりでした。それもあまり一般的に使われない漢字です。
山田さんとか佐藤さんがとてもうらやましかった。
結婚してはやく、違う名前になりたかったですが、その経験のため、相手の名前に結構こだわりました。
by わたし (2021-06-16 19:20)
わたし様、
それはそれは大変な時期を過ごされましたね。私自身はいたって凡庸な苗字なもので、そのような苦労を知らずに生きてきました。ただ時々生徒の氏名に難読なものがあって、気の毒に思う事はあります。でもそんな生徒程、早々と覚え、いつまでも忘れないものです。きっと「わたし」様も多くの先生方の記憶の中に鮮明に残っている事と思います。その良し悪しはまた別の問題として。
コメントありがとうございました。
by サボテン (2021-06-17 13:21)