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1266. 科学技術 [地歴公民科]

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                            毛利衛氏

 科学技術の問題点を取り上げた、NHKの「10 years after 未来への分岐点」という番組を見ました。2030年には、AI兵器が米国やロシア、中国などで大量に実戦配備につきます。ロシアのAI搭載のドローンは、人間の判断を介さず自爆攻撃をします。米国もAI無人機による攻撃を計画しています。

 取材行為中にAIに攻撃されたという米国人ジャーナリスト、ビバル=カリーム氏が米政府を相手に裁判を起こしました。米政府のKill List(殺人リスト)には、AIが携帯やSNSからテロ組織とつながっていると判断した人物が載せられており、政府はこれを攻撃に利用しているというのです。

 彼はシリアで取材中、AIドローンによって攻撃を受けました。その攻撃は車の前部を大破させましたが、彼は後部座席に逃げ込んだので助かりました。その二週間後、彼のオフィスに再び攻撃があり10歳の少女を含む3人が犠牲になりました。しかし裁判所は昨年9月、国家機密の保護を理由に訴えを棄却しました。

 人間の判断なしの殺人は、まさにターミネーターの世界です。原子爆弾もそうでしたが、科学者は功を急ぐあまり、その結果が及ぼす影響までは深刻に考えようとしません。宇宙飛行士の毛利衛氏が、「今、科学技術の開発が市民の常識にあっているかの情報交換の場が必要です」と静かに語っていました。私もその通りだと感じます。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 漢字辞典よりスマホの入力機能。 (M.O.)

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