1235. ある実験 [ニュースより]
家の居間やトイレ、脱衣所、台所等に複数のカメラを設置し、一か月間動画を撮影します。回収した画像は個人が特定できないよう処理をして企業に提供し、「ビジネスの可能性を探る」のだそうです。
同社社長は、「ロボットが発達すれば人は働かなくてもよくなり、データ提供で収入を得る生活もありうる。13万円はその場合の最低生活が送れる金額として設定した」と言います。「人が風呂上りに何を飲むか、どんな姿勢でテレビを見るかなど、生のデータを収集する事で、生活習慣病の解決など様々な分野のニーズがあるはず」とも。「倫理的に問題だ」との批判を受け、同社は金額を20万円に引き上げました。(????)
授業で「この実験に参加したいか」を生徒に聞いてみました。一年生は大多数が「参加したい」で、二・三年生は逆に大多数が「参加したくない」でした。したくない理由を聞いたら、一人の生徒が「その値段じゃ嫌」と言いました。そこかー、と感じましたが、多くの生徒達は、「データがどう利用されるか分からない」というまともな感想でした。
そもそも何の生産活動もせずに金を得るという生活が、社会的動物としての人間にそぐわない事は明らかです。契約自由の社会とはいえ、私はこのような実験には反対です。
** 高校生のコトバ **************************
名言 : 「友達でしょー?」と言われるとムカツク。 (マヨマヨ)
2019-11-14 23:25
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