1160. 叱る [教育の話題]
山本五十六元帥
叱る
約40年前、私の初任校では結構体罰が行われていました。横浜銀蝿などのツッパリブームの中、目一杯とんがる生徒もかなりいて、生徒と教員の間には「なめられたら終わり」という緊張感がありました。
叱る
約40年前、私の初任校では結構体罰が行われていました。横浜銀蝿などのツッパリブームの中、目一杯とんがる生徒もかなりいて、生徒と教員の間には「なめられたら終わり」という緊張感がありました。
新米教員の私も同僚から「始めが肝心だよ」と釘を刺され、土足で校内を歩く生徒やトイレでタバコを吸ってる生徒を見つけると、出席簿でパカン、パカンと頭を叩いていました。音の割に痛みが少ないので、このやり方は「良心的」だと思ったのですが、今思えば恥ずかしい限りです。職員室にはそんな体罰などしなくても、みんなから慕われる力量ある先生も何人かいました。
そんなある日、生徒指導の研修会で、「学習とは行動が変化する事」という話を聞き、目からウロコが落ちました。山本五十六元帥の歌、
「やってみせ 言って聞かせて させてみて 褒(ほ)めてやらねば 人は動かじ」
が例示されました。いくら頭を叩いても、生徒の行動が変わらなければ、教育した事にならないんですよね。
「やってみせ 言って聞かせて させてみて 褒(ほ)めてやらねば 人は動かじ」
が例示されました。いくら頭を叩いても、生徒の行動が変わらなければ、教育した事にならないんですよね。
以後私は、できる限り生徒の話を聴き、多少演技でも理解できる所は共感し、解決策を一緒に考える姿勢を心がけるようにしました。これは効果的でした。皆さんが親になった時も、絶対にこれは子どもに使えるテクニックだと思います。
** 高校生のコトバ **************************
川柳 : 好きな人 必ず席が 遠くなる (k)
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