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1112. 適度な「間」 [思い出話]

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                                 いろはカルタ

 高校時代、英語のS先生は、自分がミスをするとよく「弘法も木から落ちる。」と叫んで、私達を笑わせていました。もちろんこれは、「弘法も筆の誤り」と「猿も木から落ちる」をつないだ先生の造語です。

 それが面白かったので、塾で教えていた頃、小学生に「つなぎことわざ」を作らせてみました。「立つ鳥、尻かくさず。」「ちりも、口に苦し。」など、面白いものが沢山出てきました。今は披露する機会も無いので、それらはノートに記録されたままになっています。

 ① 親しき仲にも、せいくらべ。
 ② 頭隠して 歩けば棒に当たる。
 ③ 鬼に 礼儀あり。
 ④ ものも言いようで 赤くなる。
 ⑤ 短気は たんこぶ。
 ⑥ 一寸の虫にも、七くせ。

 これらがなぜ滑稽なのかを、考えてみました。どれも、元のことわざが分かっているから楽しめるパロディですが、さらに①には人の本音(「あるある」)が見えています。②は想像の世界での映像が、③は逆転の発想が、そして④は考えオチのおかしさが、⑤は押韻(たんきと、たんこぶ)のリズムの妙が、最後の⑥は誇張と擬人化のおかしさが加わってます。

 どれも簡潔で、説明っぽく無い所がいいですね。言葉で笑いを誘うには、聞き手が想像力を働かす事の出来る適度な「間」が大事だと感じました。

** 高校生のコトバ **************************

名言 :  生きているだけで褒められる私になりたい。 (あずき)

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