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1026. 複眼 [地歴公民科]

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                        クリストファー=コロンブス (1451~1506)

 1492年、コロンブスは「金と胡椒を手に入れて、キリスト教を広める事」を目的に、スペインからインドに向けて出航しました。しかしたどり着いたサン・サルバドル島には金も胡椒もなく、彼は虐殺と略奪の限りを尽くしました。やがてスペインの役人によって本国に戻され、みじめな最期を迎えました。その後、キリスト教のスペイン人達は現地人をキリスト教に改宗させるため、なんとアステカにあった「太陽の神殿」を壊し、その真上にキリスト教会を建てたのです。

 このように、私達はともすると一つの見方で世界を評価しがちです。例えば「発展途上国」という呼び名。私が小学校の頃は「後進国」、やがて「低開発国」と変わりましたが、たとえ呼び名を変えても、これらはどれも「日本や欧米は理想に近く、彼らは遠い」という見方から脱け出ていません。しかし、もし「日本や欧米は神や自然に傲慢で、彼らは謙虚」という見方に立てば、良し悪しは逆転します。

 他にも「衣食住がどれだけ満たされているか」、「将来に対してどれだけ不安がないか」など、社会を評価する観点はいくつもあります。文化に優劣はつけられないという立場を、文化相対主義と言います。私達、世界は常に複眼で見ていきたいものですね。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 女子が少年マンガを見ていても引かないが、男子が少女マンガを見ていると引く。  (恥)

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