1008. 自由度 [雑感・気づき]
外国に行くと、日本の良さを感じる事が多々あります。旅行中、ホテルの朝食はどこも日本と同じバイキング形式でした。ところが、ハムやチーズは豊富にあるのですが、野菜がほとんど無いのです。スペインでは、野菜は貴重品です。夏に雨量の少ない地中海性気候の地域では、オリーブとブドウ以外の植物はほとんど育ちません。バスの窓から見る限り、縦横5m間隔に植えられたオリーブの木々は地平線のかなたまで続いていました。
「スペインでは、家の周りを除いて鳥の姿が無い」と、本に書かれてありましたがその通りでした。この厳しい環境下では、人間といえども一人で生きていくのは難しいと思われます。こう考えると、オリーブも育たない中東の砂漠地帯ともなれば、人々はどうしても部族単位で群れて生きるしかない事に気づきました。2003年のイラク復興支援の自衛隊の佐藤隊長が、イラクの部族社会の風習に大変戸惑ったという話を思い出します。
これに比べれば、野菜も水も豊富な日本での人間関係は、これでもかなりしがらみの薄い自由なものになっているのではないでしょうか。こんな自由度の高い日本に生まれて、良かったなあと感じます。
** 高校生のコトバ **************************
川柳 : EXILEが一人増えても、誰も気づかないと思う。 (たけるん)
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