918. 金メダルと神様 [宗教的感覚]
彼の4年前の金メダルは、東日本大震災で彼の自宅と練習リンクが壊された後でした。今回の金メダルも、昨年11月の右足首じん帯損傷という大けがを乗り越えて掴んだものです。くじけそうになる幾多の試練を希望と努力で乗り越え、しかも「メダルは応援してくれる方々のおかげ」とあくまで謙虚に語れる結弦君は、人間の理想の生き方を私達に示してくれているようです。彼を見て、私は「神様は人間社会の中にいる」と感じました。
大半の日本人が彼を応援し、演じ切った時は感動で目を潤ませたのではないでしょうか。あの時の彼は、日本だけでなく世界の人々をも一つにまとめました。これもまた神様の業と感じました。
さらに彼は優勝後のインタビューで、「右足が頑張ってくれた。右足には感謝の気持ちだけです。」と答えています。「優勝できたのは、多くの方々や自分の体のおかげ」と感謝している時、彼自身は消えているかのようでした。この時は、「無我の境地に仏が現れる」という仏教の教えを思い出しました。
** 高校生のコトバ **************************
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