767. 新聞奨学生 [思い出話]
45年ぶりに会った友人は、白髪がだいぶ混ざってはいましたが口調は昔のままでした。
学生時代、私は運転手のアルバイトをしていました。朝5時にトラックで代々木の啓徳社という会社に行き、そこから新聞や週刊誌の束を積んで渋谷・三軒茶屋・豪徳寺といった私鉄の売店にそれらを置いていきます。数人の助手を荷台と助手席に分乗させて出発しますが、彼はその中の一人でした。車中では色々な話をしました。会社内の彼らの寮にこっそり入り込んで、一晩飲みながら話した事もありました。私が彼らを尊敬するのは、彼らが奨学金だけで大学に通学していたからです。彼も親の仕送り無しで明治大学を卒業し資生堂に入社しました。
残念ながら、今この会社は奨学生を募集していません。しかしまだ各新聞社には新聞奨学生というシステムが残っています。皆さんが親に迷惑かけずに東京の上級学校で学びたければ、楽ではありませんがこれは一考の価値はあると思います。午後の講義の事を考えると、給料は安くても「朝刊のみ」の配達をお薦めします。
読売育英奨学会について
http://www.yc1.jp/yomisho/index/
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** 高校生のコトバ *************************
川柳 : それでいい ケンカを買わぬ 勇気買う (蹴球29)
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