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622. 敵に塩を送る [地歴公民科]

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                上杉謙信 (1530-1578) 

敵に塩を送る
 「敵に塩を送る」とは、フェアプレイのたとえとしてよく出されます。戦国時代、周りを山で囲まれた甲斐国の武田信玄は、東海地区の今川・北条両氏から塩の流通を止められ、領民共々苦しんでいました。それを知った敵方の上杉謙信は、敵とはいえ窮状は見捨てられないと越後国側から武田方に塩を送ったという美談です。

 私は、ふと「これって、美談か?」と考えてしまいました。と言うのも、一日も早く敵を降参させたいと願う謙信の家来や領民の気持ちを考えると、これは裏切りにも等しいと感じたからです。現代に置き換えると、イスラム国(IS)に食料提供をするようなものです。

 「スポーツならいいけど、命のかかっている戦争ならダメ?」 「相手がばい菌ならダメだけど、人間ならいい?」 考えがまとまらなくなり、日本史の先生に尋ねてみました。すると彼は、「なあに、上杉謙信は塩を売って金を儲けてただけの話ですよ。」と答えてくれました。それを聞いた瞬間、悩みとロマンが同時に消えました。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 : 川柳で 日頃のうっぷん 書く私  (変温動物)


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