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526. 不思議の国のアリス [思い出話]

名言 : メールで始まる恋は、メールで終わる。 (マネ)

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              「不思議の国のアリス」の中の挿し絵

不思議の国のアリス
 私が最初に 「不思議の国のアリス」 (ルイス・キャロル著) を読んだのは、 小学校2年生の時でした。 読んでいくと、  アリスが穴に落ちながら戸棚の引き出しから小瓶を出して再び元の場所に戻すなど、 現実には絶対にあり得ない内容があちこちに書かれていて、 面白いどころか気分が悪くなりました。

 ところが中学三年生の夏休みにもう一度読み直したら、 今度はあのグロテスクさが、 逆にとても心地よく感じられました。 「うわー、 人間ってこんな大胆な発想ができるんだ!」 と、 自分の想像力が文字によって大きく振り回される快感を楽しめたのです。 そして最後に、 これは夢を記述した文章だという事が分かり、 全ての謎が氷解しました。 その時、 少し成長した自分を感じました。 文中の一節です。

 「猫がしっぽの先から消え始めて、 最後にニヤニヤ笑いが残りました。 そのニヤニヤ笑いは、 体が全部消えてしまってからも、 しばらくは残っていました。」


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