343. まね [宗教的感覚]
川柳 : お年玉 遠慮しつつも 手は伸びる (い)
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まね
赤ちゃんは、 何でもまねします。 息子が1歳4ヶ月の孫を連れて遊びに来ました。 私は息子から見えない所で、 サンタの赤い靴を頭に乗せて孫の前を行ったり来たりしてあげました。 すると案の定、 それをじっと見ていた彼は、 やがて一生懸命頭の上に赤い靴を乗せようと何度も試みていました。 さて自宅や保育所に戻った彼がどんな動きをします事やら、 楽しみです。 (^^)
昔 「禅を聴く会」 という曹洞宗の講演会で、 一人のお坊さんがユニークなたとえ話をされていました。 曰わく、 「世の中では、 泥棒のまねをしたら泥棒にされてしまいます。 まねをしただけと言っても通用しません。 同じく、 端座瞑想 (たんざめいそう) されたお釈迦様のまねをした瞬間、 私達はお釈迦様と同じなのです。」 うまい表現だと感心しました。 これをキリスト教的に言い換えれば、 私達が神にならって困っている人に手をさし伸べた瞬間、私達は神様の一部になっているんでしょうね。
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