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334. 極限の「花」 [宗教的感覚]

人はあきらめることは簡単だが、完全にあきらめるのは難しい。 (S.T.)

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極限の 「花」
 標高差1400m、 往復48kmの山道を千日間毎日走り続ける 「千日回峰行」 の荒行をこなし、 さらに9日間 「食べない、 飲まない、 眠らない、 横にならない」 でお経を唱える 「四無行」 をなし遂げた僧、 塩沼亮潤氏の対談番組をNHKテレビで見ました。

 千日回峰行では修行放棄は許されず、 そうなったら携帯している短刀で自決するか紐で首をくくって死ななくてはなりません。 それほど厳しい修行ですが、 塩沼氏は 「それだからできた」 とおっしゃっていました。 495日目には高熱と下痢で体が動かなくなりました。 その時死への恐怖はなくなり、 ただただ自分の体に 「こんなに痛めつけてごめんね」 と謝っていたそうです。 四無行の時は自分の五感が大変に鋭くなり、 六日目には自分で自分の死臭を感じたそうです。

 たとえとして、 氏は極限に行かないと見えない 「花」 があるとおっしゃいます。 行けた自分がその 「花」 を持ち帰り伝える事、 これが自分の使命だと。 そして、 誰しも自分の道に情熱を燃やして生き続ける事でそれぞれの「花」を持ち寄る事ができると。 良いお話でした。 塩沼氏は現在、仙台市秋保町の慈眼寺の住職をされています。

塩沼亮潤氏について
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/943


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