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148. 初任校の思い出 [思い出話]

狂歌 : 参観日 答え分からず 手を上げる そういう時に 先生指名  (とぜんそう)

初任校の思い出
 採用試験は社会科で合格した私でしたが、 初任校には英語の教員として行くよう言われました。 びっくりでした。 さらに英語は、 県境に近い田舎町の多くの生徒達にとって、 必要性を全く感じない教科でした。 授業が全然成立せず、 私は半年間悩みました。

 そんなある日、 「年間450万人の日本人が、 海外旅行に行っている。」 というニュースが耳に入りました。 その時、 明るい光が見えたのです。 「十年後の日本人、 二人に一人は海外旅行に行ってるはずだ!」 私は生徒達にこの事実を話し、 それ以後の授業を 「新婚旅行で恥をかかない英会話」 に切り替えました。 入国審査や海外観光地などの豆知識を載せたプリントに、 毎回7つほど基本的な英会話を入れてみました。 すると授業が成立したのです。

 この経験から私は二つの事を学びました。 一つ目は 「教える時は、 相手が興味を示す所までこちらが下りていかなくてはならない」という事。 そして二つ目は 「とことん悩んでいる時に、 回答は見えてくる」と言う事です。


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