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1671 ドーパミン [雑感・気づき]

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                NHK「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」より

 脳内モルヒネと呼ばれるドーパミンについて、NHKの番組から学んだ事をお伝えします。お菓子を食べた時、私達の脳内ではドーパミンが出て幸せな気分になります。しかし食べ続ければドーパミンは出なくなります。ドーパミンは「報酬」に対する嬉しい驚きによってもたらされるからです。

 またドーパミンは、苦痛を乗り越えるのにも役立ちます。幼稚園児の前に、三個のお菓子を載せた皿を置き一つを食べさせました。その後再び三個を前に置き、先生が「私が戻って来るまで食べずに待てたら、三つとも食べていいよ」と言い、出ていきました。子供は戻って来るまで我慢していました。彼は、より大きな将来の快楽を期待して今を我慢できたのです。私達も、ドーパミンの力を信じて目標達成のイメージを明確に持てば、頑張りが効くのです。

 一方喫煙習慣に見られるように、ドーパミンには行動を習慣化する働きもあります。赤ちゃんはしきりと人にモノをあげたがります。母親の喜ぶ顔が、即自分の喜びだからです。私達は本来、人の喜びを我が喜びに出来る人類愛を持った存在なのです。私達はドーパミンの力を借りて、内にある人類愛を習慣化する事が大事だと番組は結びました。良い結論だと感じました。

 私の認知症の母親は、「これ持ってって」と、食べかけの饅頭でも何でも人にくれたがります。きっと脳内はどんどん原始に戻っていっているのでしょう。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 人の事を言う人に限って、人に言われている。  (A.S.)

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コメント 4

tyuuri

モルヒネという言葉が出てきたので、本題とはズレますが、ちょっと私の経験を書かせて下さい。
モルヒネは一般の人が用いると快楽を得るのかもしれませんが、医療用には強力な鎮痛剤として使われます。私も、中咽頭癌の治療中、放射線投射で喉が焼けただれ水すら飲めなくなったとき、モルヒネを処方されて痛みが少なくなった時に、何とか水を飲んで喉を潤しました。他の栄養は胃瘻からとりました。モルヒネは医師の管理下では問題なく使用できる鎮痛剤であることをご理解下さい。
by tyuuri (2022-04-05 07:47) 

サボテン

tyuuri様、
 貴重な情報ありがとうございました。モルヒネに強力な鎮痛作用がある事は終末期医療の記事などによく載っていましたが、それを実際に使われた方のご意見は初めて伺いました。大変な闘病生活をされましたね。痛みは人格すら変えると聞きました。それを緩和させるモルヒネの存在は医師や患者にとって大きな救いになっていると感じます。この分野の医学の進歩は、私達にとって大きな福音です。誰もが痛みや苦しみがなく安らかな最期を迎えられるようになるといいですね。
 コメントありがとうございました。
by サボテン (2022-04-05 15:34) 

らしゅえいむ

とても貴重なお話を知ることができました。
ご両人さま、ありがとうございました。
by らしゅえいむ (2022-04-05 17:20) 

サボテン

らしゅえいむ様、
 いえいえ、私の方は感謝される程のものではありません。今回のブログもコメントも、他人様からの情報の伝達講習ですから。こう考えると、受信料に関して色々ご意見がありますが、NHKは良い番組を作りますね。私はNHKオンデマンドで、学校の教材になりそうなものを録画・保存していますが、一石何鳥にもなっています。そしてそれは、老化防止にも大いに役立っています。
 コメントありがとうございました。
by サボテン (2022-04-16 10:14) 

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