1469. いま [雑感・気づき]
勤務校発行の文集の中に、面白い言葉があったのでご紹介します。「過去はない、未来もない。あるのは、永遠に続く、いま、だけだ。いまを、生きよ、いまを、生き切れ。」 多摩大学の田坂広志教授の出会った禅師の言葉だそうです。
「過去はない」は当たり前のようですが、世の中には過去にとらわれ苦しんでいる人の何と多い事。「もしあの時、あれさえしなければ…」いわゆるグチ屋です。何をブツブツ、「したからこそ、今このように生きていられるんじゃないですか」と言いたくなります。たとえ今不幸でも、それを天罰(1152)と思えば乗り切れます。
私は天罰という考え方に二つの効能があると思っています。一つはこのように「自分を納得させる口実」、もう一つは「新しい幸せを感じさせる道具」です。今電信柱が一本に見える事に幸せを感じられる私は、おととし左目を痛めて景色が二重に見える不幸を味わっています。不幸は、それまでの「当たり前」を奥深い「幸せ」に変えてくれました。
私は天罰という考え方に二つの効能があると思っています。一つはこのように「自分を納得させる口実」、もう一つは「新しい幸せを感じさせる道具」です。今電信柱が一本に見える事に幸せを感じられる私は、おととし左目を痛めて景色が二重に見える不幸を味わっています。不幸は、それまでの「当たり前」を奥深い「幸せ」に変えてくれました。
「未来もない」も意味深いですね。結局未来は「いま」の延長にすぎません。連続する「いま」を充実させた人生こそが、最終的に満足できる人生になるはずです。将来のために今を犠牲にするのはやめましょう。運転免許を取得する時のように、自分のやりたい学問のための受験勉強なら、それ自体が充実するはずです。是非そんな人生を歩んで下さい。
** 高校生のコトバ **************************
名言 : これからもたくさん叱られ、愛情を受け取る私。 (めい)
あっしは、自分の意志・判断でやったことは、どんなに失敗しても絶対に愚痴は言いやせん。
二度結婚して二度とも離婚しやしたが、よい経験であり、だから幸せな今があるのだと思ってやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-02-25 19:13)
ぼんぼちぼちぼち様、
それこそが、凛とした大和なでしこの生き方と感じます。
世の中には単なる事実しかなく、人はそれに幸・不幸と言った解釈を勝手につけてもがいています。幸せも不幸も自分の意向とは無関係に訪れるものですから、もし不幸に出逢って青ざめても、やがて来るその好影響に気づく日を期待して待つ方が利口な生き方だと思います。かく言う私も、医者から重篤な病名を宣告されたらきっと青ざめるでしょうけどね。でもそれが必要だとも思っています。
コメントありがとうございました。
by サボテン (2021-02-25 21:34)