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1467. AIによる評価 [ニュースより]

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                           ソフトバンクの設立者孫正義氏

 AIによる人物評価が進んでいます。ピーク時には1カ月で数千件のエントリーシートが提出されるソフトバンク社は、それらの判定にAIを使って、選考時間を4分の1に短縮しました。志望動機や自己PRを動画で提出してもらい、AIが過去のデータ等から判定するのです。不合格の場合は人間の目で再度チェックします。

 このシステムは、他の試験で評価が低い学生や採用実績のない大学の学生を掘り起こすきっかけになったり、地方の学生に挑戦の機会を広げるというメリットがあります。また担当者間の好みの違いで評価がブレるリスクも減らします。ただ、関西学院大学の矢橋洋先生は「対面よりも熱意が伝わりにくい。志望動機を具体的に伝えられるよう、これまで以上にしっかり準備する必要がある」と話しています。

 先日Eテレで若手落語家の落語を見ました。スタジオの中、無観客でやる落語は見ていて辛いものがありました。観客がいれば受ける冗談も、誰も笑わないので自分で軽くフォローしています。話芸の仕上がりには、観客の反応が不可欠と感じました。私も大昔、仙台児童劇団に所属した事がありましたが、無観客で行うリハーサルは自分の声が暗闇に吸い込まれるようで嫌いでした。

 とは言え、リモート就活は今後増える事と思います。相手の反応が見えない分、カメラに向かってしっかり自分の熱意を語って下さい。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 社会がマトモに見えるのは、マトモな「上澄み人間」しか社会に出られないから。  (終身雇用)

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コメント 2

ぼんぼちぼちぼち

仰るとおり、話芸、演劇、ライブ、全て観客の反応あってこそ、観客とともに創り上げてゆくものだよなあと実感してやす。
このコロナ騒動で、表現者のかたがた、ほんとにお気の毒でやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-02-21 12:39) 

サボテン

ぼんぼちぼちぼち様、
 国会での大臣答弁から学校での授業まで、原則は同じですよね。相手あっての会話であって、原稿の棒読みや一方的な見解の押し付けからは、創造的なものは何も生まれません。相手あっての作品という意味では、おそらくピアノのリサイタルや能の舞台なども同じだと思います。小さな事ですが、妻との些細な会話にも気をつけていきたいと思います。
 確かに今表現者の方々は本当に大変だと思います。YouTubeとかTicTocなど、新しいツールを使った表現芸術が生まれつつありますが、これまで努力して積み上げてきた技術が報われなくなる事態にだけはなってほしくないですね。
 コメントありがとうございました。
by サボテン (2021-02-21 21:46) 

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