1367. 夢 [雑感・気づき]
私は幾度となく「これは夢じゃないか」と思いながら生きてきました。高1で一酸化炭素中毒になった時、このまま記憶力が衰えていくのではと絶望しましたが、大学に入って回復し「夢じゃないよね」と喜んだものです。長い間逆子で心配させられた長女が正常分娩で生まれた時も同じでした。最も強く感じたのは、30歳で半分あきらめていた宮城県の教員になれた時です。
さらに東日本大震災で我が家は半壊となりましたが、その年がちょうど私の退職年だったので退職金で無事再建できました。昨年の顔面神経マヒにも驚かされましたが、その後無事回復しました。私の人生は「これって夢じゃないよね」の連続でした。でも今は夢でも全くいいと思っています。
蝶になって大空を自由に飛んでいる夢を見た荘子が、目を覚まして、「自分が蝶の夢を見たのか、蝶が今人間の夢を見てるのか区別がつかない」と言ったという「胡蝶の夢」という話があります。夢も現実も区別はできないというたとえですが、私はどちらを歩もうが「その時を楽しめば良い」と思っています。
さらに、予想して生きても人生には「予想外」がつきものです。だから人生余計な期待も悲観もしないで気楽に生きるのが良いと気づきました。ちょうど旅先の旅館で出されるものを楽しみに待つような生き方です。期待をしなければ、期待外れもありませんから。
** 高校生のコトバ **************************
狂歌 : 友達に 麦茶をもらい 思うこと うちの麦茶が 一番うまい (無糖)
こんにちは!
いろいろ大変なご苦労があったんですね!
by Take-Zee (2020-08-05 09:27)
こんにちは。
本当に人生「夢じゃないか」と思わされることが多かったです。ひとつひとつ乗り越えて今生きているのだなという感じです。
東日本大震災も経験しておられるのですね。退職金で無事再建されたということですが、どんなに大変だったことでしょう。
サボテンさんがおっしゃるように、人生は予測どおりには運ばないのですから、今を一日一日を、なるべく楽しんで生きていったらよいのですね。よいアドバイスをありがとうございました。
by coco030705 (2020-08-05 18:31)
Take-Zee様、
こうして文字にしてみるとすごい人生のように見えますし、確かにその時は大変でしたが、今振り返ってみると他人様に比べて特段ひどい事もない気がします。大げさに言えば、「絶望も時間が経てば笑い話」といった感じです。たぶん人間の最期もそんなもんじゃないかなあ…と、楽観するのも悲観するのもよくありませんね。移りゆく風景を楽しんでいきたいと思います。
コメントありがとうございました。
by サボテン (2020-08-05 22:43)
coco030705様、
ご丁寧なご挨拶ありがとうございます。細かいニュアンスは忘れましたが、J.マーフィーの言葉に「人生は思い通りに進んでいるだけ」というのがありました。これが私を支えてくれています。「楽しい事が起こる」と思えば起こるし、「失敗しそう」と思えば失敗する、これが人生だというのです。経験的に私もその通りだと思います。だから私は自分の人生を、ハッピーエンドの映画を見ているような気持ちで眺めさせてもらっています。
コメントありがとうございました。
by サボテン (2020-08-05 22:57)
最近は
麦茶はペットボトルですが
この歌で 高校生時代を思い出しました
あの頃の麦茶は ほんと おいしかった ♪
by らしゅえいむ (2020-08-06 17:17)
らしゅえいむ様、
私は高校生時代に柔道部に所属していましたが、麦茶どころか水道の水を飲むのも先輩の許可を得てからでした。麦茶が飲めたら、さぞかしおいしかったことと思います。たしかに昔の麦茶は味わいが深かった気がします。番茶もほうじ茶も、お茶屋さんの前を通ると素晴らしい香りを放っていました。今はボトルに詰まっている分、差が見えなくなっていますよね。
コメントありがとうございました。
by サボテン (2020-08-06 21:55)