1226. グレタさん

グレタさんの自転車。「気象危機は危機ととして扱わなければならない！気候問題は選挙の最大の争点である！」と書かれている。（ウィキペディアより）

　今年の「国連気候行動サミット」で、スウェーデンの16歳の環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんの演説が注目を集めました。

　環境問題の切実さに気づいた彼女は、15歳から登校せずに一人でストライキを始めました。自分がアスペルガー障害を持っている事も公言しています。彼女は、「私たちは皆パニックに陥るべきである」と言います。そんな彼女を「変人」と見る人々もいますが、9月20日には世界中で400万人が彼女に賛同してデモを行いました。

　「あなた方は私達の声を聞いていると言います。緊急性は理解していると言います。しかし、私はそれを信じたくありません。」
　「なぜなら、もし状況を本当に理解しているのに行動を起こさないなら、あなた達は邪悪な人間という事になるからです。」
　「だから私はそれを信じる事を拒むのです。」

　この論理展開には、彼女の人間信頼の優しい面も見えます。経済のみに走る大人達を、科学的データを理解できない、あるいは誤解している未熟な人々と捉え、大声で警告しているのです。

　人類に対するミッションを感じた人は、他人の目など気にしていられません。この意味でアスペルガー障害を持っているからできる事があり、それが人類を救いうる気がします。

〇グレタさんの国連演説（ノーカット版）
https://www.youtube.com/watch?v=_y8JNG7S0bo

**　高校生のコトバ　**************************

名言 : ドラマを見て感動していたが、その間のコマーシャルで主人公がふざけていて、一気にさめた。 (コロ助)

コメント 2

本当に、グレタさんはすごいと思います。彼女の行っていることは正しいです。今、環境問題を真剣に考えないと、人類は地球に住めなくなるでしょう。いや、もうだんだん週末は近づいているのかも。
今年の台風のすごさをみても、小松左京さんの「日本沈没」を思い出したり、キリスト教の「ノアの方舟」が予言なのかと思ったり、怖いですね。
by coco030705 (2019-10-29 20:20) 

　身勝手な人間が自分達の欲望に負けて滅んでいくのは、全てを調和させようとする「宇宙の法則」からすれば当然の事で、何の不思議もない、と思っていました。

　でも最近、欲望のままに動いてもいない幼児と汚れ切った大人を同じ人間と呼ぶ事は間違っていると感じています。環境問題を「類」でくくること自体、すでに逃げの姿勢ではないでしょうか。結局、私達一人ひとりがどう動くかが、問われていると思うのです。どんな小さな事でも自分をごまかさずに実践していかねば、と自戒しています。これは、そのうちブログに取り上げたいと思います。考えるきっかけとなったすばらしいコメント、ありがとうございました。
by サボテン (2019-10-30 21:36)