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1064. 視覚障害について [学校生活から]

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                    視覚障害支援学校での身だしなみ指導 (ネットより)

 試験監督をしながら、私は教室の後ろでそっとつま先立ちを繰り返し、ヒラメ筋を伸ばしていました。その時、15秒ぐらいは何とか続けられるつま先立ちも、目をつぶると5秒ともたない事に気づいてビックリしました。バスの中など、目の見えない方々は、本当に大変だと思います。

 考えてみると、私達は大量の情報を目から取り入れています。しかし目の見えない方々は、自分から声や点字で求めなければそれらを得られません。きっと日々の生活の中では、想定外の出来事が沢山あるだろうとお気の毒になりました。

 しかしその時、ふと視覚障害支援学校の盲目の先生方は「将棋盤なしで将棋を楽しめる」という話を思い出しました。「2六歩」「3四角」と交互に言い合いながら、「アッ、負けた。」などとやってるそうです。「たとえ情報量が少なくても、それをじっくり楽しむ人生もいいなあ」と考え直しました。私達はあまりにも多くの情報に囲まれたため、かえって身動きできなくなっているように感じたからです。

 辛酸をなめた盲目の女性歌手が、しみじみ語っていました。
「目が見えなくなって、見えてきたものがたくさんあります。」
 情報量の多寡さえ、自分は大きな勘違いをしてるかもしれない、と考えさせられました。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 : ケータイを 忘れたその日 落ち着かない  (ぷーちゃん)

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