1034. 入国管理センター [地歴公民科]
柚乃原寛史(ゆのはらひろし)牧師
長崎県の大村入国管理センターで、週一回収容者と面会をしている柚乃原寛史牧師の話を聴きました。かつて宮城刑務所を見学した時、私はこんな所は二度と来るまいと思いましたが、収容者にとっての大村入国管理センターは刑務所より辛いと聞いて驚きました。
長崎県の大村入国管理センターで、週一回収容者と面会をしている柚乃原寛史牧師の話を聴きました。かつて宮城刑務所を見学した時、私はこんな所は二度と来るまいと思いましたが、収容者にとっての大村入国管理センターは刑務所より辛いと聞いて驚きました。
例えば、故国で反政府運動をしたため警察の拷問を受け、命の危険を感じて日本にやって来たイラン人。彼は在留許可期間を過ぎても帰国しなかったため、不法滞在で管理センターに収容されました。何度も難民申請を出しているのですが、日本政府は許可してくれません。辛いのは、決済がいつ降りるのか、どんな理由で不許可になったのか等、一切話されない事です。
彼は言います。「刑務所は、刑期が決められているからいい。ここはそれが分からないから辛い。」確かにゴールの見えない拘禁は、無期禁固のように思える事でしょう。「ここから見る空はネット越しです。」とも。監視カメラと鉄格子と強制送還の恐怖の重圧に、彼は自殺も考えました。
彼は柚乃原牧師の感化を受けて、イスラム教からキリスト教に改宗しました。国に戻ったら確実に死刑です。今彼は柚乃原牧師に命を託し、必死に難民申請を出し続けています。江戸時代から現代まで、基本的に「外に閉鎖的」なのが日本の特色と感じました。改善の余地大です。
〇柚乃原牧師と大村入国管理センターの記事
http://www.octp-net.ne.jp/~yunohara/newpage4A.html
http://www.octp-net.ne.jp/~yunohara/newpage4A.html
** 高校生のコトバ **************************
狂歌 : 宿題が 終わって喜び 気がついた 全ては夢の 中の出来事 (麻亜矢)
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