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909. 強制不妊手術 [ニュースより]

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                                   強かったスパルタの兵士

 今日は少々重い話になります。昔、ギリシアのスパルタでは、ひ弱な子供は「強い軍人になれない」という理由で山中に捨てられました。ヒットラーも、障がい者を「社会の邪魔者」と決めつけて抹殺し、さらにユダヤ人を「アーリア人の純血を汚す」といって600万人虐殺しました。その傲慢さに大きな怒りを覚えます。

 実は日本政府も、つい最近まで似たような事をやってきました。「悪い子孫」を作らせないようにと、旧優生保護法(1948~96)の下で1万6475人の知的障がい者やてんかん、先天性難聴などの人々に強制的に不妊手術を施してきたのです。宮城県だけでも1963~82年の間に855人が手術を施され、その52%(448人)が未成年でした。最年少は男児10歳、女児9歳です。昨日、その被害者の一人の女性(60歳)が、仙台地裁に国家賠償請求訴訟を起こしました。

 かつて浅野知事が、「自分は健常者と思っている人でも、眼鏡をかければ障がい者なのです。」と言って、偏見のない社会づくりを訴えました。(No.623) 先天的理由で不妊手術をされたらたまりません。人が人の命を選別するといった事は、絶対にあってはならない事です。だから私は「出生前遺伝子診断」にも反対です。

〇この訴訟に関する毎日新聞の記事
https://mainichi.jp/articles/20180130/k00/00m/040/126000c

** 高校生のコトバ **************************

川柳 : 休みだと 思って起きたら 平日だ   (A.K.)

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