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794. 穴 [宗教的感覚]

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          修復中の、石膏で再現されたポンペイ市民の遺体 (ネットより)

 紀元79年のヴェスヴィオ火山の噴火は、時速100km以上の火砕流と高さ5mに及ぶ火山灰で、ポンペイ市を一日で消滅させました。埋もれた市民の遺体も腐食し消滅しましたが、それは固まった火山灰の中で人の形の空洞となって残り、後に考古学者がそこに石膏を流してその姿を再現しました。

 以前読んだ仏教の本の中に、「人は空中に空いた穴」という話がありました。

 私達の体は空中に空いた穴なのです。そこに豚肉のタンパク質や水、ほうれん草のビタミン、牛乳のカルシウムなどが一時ギュッと詰まっているのですが、やがては汗や垢、エネルギーとなってそこから出ていきます。この出入りは休む事なく続いています。これが仏教の「諸行無常 (あらゆるものは変化している)」「諸法無我 (変わらないものは何もない)」です。私達は元来何もない穴であり、そこに「ご縁」あって様々な構成要素が集まり、人々との出会いがあり、今があるのです。だから出会いに感謝し、今を堪能し、これからの変化を楽しみに生きていきましょう。

 良いお話でした。

○人間の細胞の更新速度 (作成者・出典不明です。参考程度にどうぞ。)
https://sites.google.com/site/jinntainosaiboukousinnsokudo/

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 一日でやめても、三日坊主。   (Y.S.)

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