711. お正月 [思い出話]
家々を回っていた三河万歳 (ネットより)
明日はお正月。昭和30年代の私の家のお正月はこんな風でした。
朝目覚めると、まず互いに「明けましておめでとうございます」と挨拶をします。新しい肌着にそでを通し、小さい順にお年玉をもらい、ハゼで出汁をとったお雑煮とお汁粉、そしておせち料理の朝食です。その後全員で、近くの愛宕神社に初詣に出かけました。昼は凧揚げやすごろく、福笑いなどをして遊び、夕方から父の実家にお年始の挨拶に伺います。お年玉が楽しみでした。三が日の間は、獅子舞や三河万歳などもやって来ました。また大人達は和服で正装し、お年賀の品を持って上司宅や知人宅を訪問していたものです。
先日授業でおせち料理をお重に盛りつける家庭を訊ねたら、クラスに一人だけでした。「少なくなったなあ」と一瞬思いましたが、考えてみれば皆さんのお母さん方は私の娘よりちょっと上ぐらいなんですよね。「そんなもんだよな」と、合点しました。ちなみに今の我が家では、妻が二日かけて重箱に彩り良く盛り付けてくれます。
** 高校生のコトバ **************************
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