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627. ねじれ現象 [ニュースより]

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    EU離脱についての英国年代別世論 (青が離脱派 黄色が残留派。)

ねじれ現象
 衆議院も参議院も憲法改正の賛成派が三分の二を越え、安倍総理は改憲に向けた作業を開始しました。河北新報社が「この状況をどう評価するか」を10~80代の男女100人にアンケート調査したところ、「良い」が24人、「悪い」が44人、「分からない」が32人となり、なんと国会内の議席数と逆の結果になりました。このねじれ現象をどう考えるべきでしょうか。

 英国の国民投票でも同様の結果が出ました。EU残留を希望している若者層は、投票結果にショックを受けたと言われます。しかしある出口調査によると、全体の投票率が72.1%なのに対して、18~24歳では36%、25~34歳でも58%ですから、これは自業自得です。

 今回の参議院選挙の年代別投票率も、全体では54.7%なのに対して18~19歳で45.45%だったそうです。私はこの「投票棄権」の数が、世論と議席数のねじれ現象の原因と感じています。選挙は棄権をせずに、皆さんの政治感覚を候補者への一票にしっかり反映させましょう。

英国の投票結果に関するニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160625-00010000-bfj-int
イギリスの年代別投票率
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14160922989
日本の参議院選挙の年代別投票率
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_pol_election-sangiin20160711j-22-w350 

** 高校生のコトバ ****************************

名言 : 実際に棚からぼた餅が出て来ると、まず喜びはない。 (codomo)


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コメント 2

犬

>世論と議席数のねじれ現象の原因と感じています。

ねじれてんの?
私はそもそも、これに疑問をかんじますね
イギリスのEU離脱にしてもきまったとたん後悔してるとか報道でてきたけど、でもその記事の根拠って統計学的に離脱派を調査して何割が後悔してるとか明確なデータをだしてるわけじゃなく、後悔してるって個人の声をあげつらって記事にしてる
客観性のあるデータをもって世論は失敗したとおもっていると示すんじゃなくて、後悔してる一個人引きあいにしてヒステリックな記事かいてんだもんこんなに信用できんことはありませんよ。


そもそもマスコミをふくめてあれだけヒートアップして選挙にいかなかったそうは、そこまで感心のない層ですよ(笑)


世論調査において賛成か反対かのニ択しか聞かないものほどあやしいものはないし
それをもとに世論と選挙はとかいわれてもね。

安保にしても血眼になって反対運動してる人と、聞かたから反対とこたえたけど(そういう人は条件次第で賛成にまわるとか、まあこのまま改正でもよいとか現実の情勢との折り合いで妥協して考えてる面もあるわけ、実際の選挙では他の政策の優先順位のが高い)…ではまったく反対の温度が違う

全員を反自民かそいでないかの二元論てきな見方で世論と議席がねじれてるというのがそもそもの間違いなんですよね。

投票にいかない人間はなぜいかないのかの意見をまったく無視してるし
by 犬 (2016-07-16 08:50) 

サボテン

 ご丁寧なご意見、ありがとうございます。確かに私も、河北新報のアンケート調査の人数100人は、母数としては少ないと感じます。また様々なニュアンスの違いを無視して「Yes」か「No」かで回答を迫る手法も強引過ぎるとも感じています。さらに言えば、テレビの街頭インタビューほど怪しいものはありません。いずれもマスメディア側の編集者の意図でいかようにも操作できますから。したがって、客観的な数値で示されたデータ以外のマスコミ情報は、私も常に批判的に見る必要があると考えています。

 ただ授業で話したクラスもありましたが、今の選挙制度を越える程の良い国民の意思決定手段が無い以上、選挙で自分の意思を示すのは国民の「義務」だと感じています。さもないと特定の集団による組織票が片寄った議員を大量に国会に送り込み、取り返しのつかない事態になる可能性があるからです。法律ができてしまったら国民は必ず従わなくてはなりませんので。そうならないためにも、唯一の立法機関である国会には、できるだけ先を見通せる良識ある議員を送り込みたいものです。

 「棄権をする権利は無いのか」という意見については、「世の中がどうなろうと、私は全てを甘受します」という覚悟のある人には「ある」と言えます。でもそのような人生は他人に敷かれたレールの上を歩くだけの人生であって、決して本当の自分の人生ではありません。人は自分で判断し、選択し、その結果について責任を引き受けながら生きるべき存在だと思うからです。

今回お寄せいただいたコメントによって、私も自分の考えをゆっくりまとめる事ができました。ありがとうございました。
by サボテン (2016-07-16 14:20) 

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