394. てにをは [思い出話]
どどいつ : 気づくと見てる 隣の君を この気持ちこそ コイゴコロ (絶好調超)
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てにをは
俳句です。 の部分には、 どんな助詞 (てにをは) が入りますか?
米洗う 前 ほたるの 二つ三つ (作者不詳)
昔俳句の先生がこれを解説して下さった時、 私は日本語の奥深さに大変感動しました。 なんせたった一文字の違いで、 ほたるが生き生きと動き出すのですから。
①米洗う 前にほたるの 二つ三つ
ほたるは作者の前でとまっていて動きません。
②米洗う 前へほたるの 二つ三つ
どこからかほたるが作者の前へやって来ました。
③米洗う 前をほたるの 二つ三つ
ほたるは右から左 (左から右) へと視界を横切っていきました。
①②③の順にほたるの動きが大きくなってきています。 たった一文字といえども助詞の持つ働きは大きいものですね。 何とかこの 「小さな巨人」 を自在に操って俳句を楽しめるようになりたいと思ってはいるのですが…。 皆さんは、 「私はやります。」 と 「私がやります。」 の違い、 感じ取れますか?
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