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194. 婆子焼庵 (ばすしょうあん) [宗教的感覚]

どどいつ : 「ほめてやろうか?」 いつ頃からか 移ってしまった 口癖が (スポンジ)

婆子焼庵 (ばすしょうあん)
 臨済宗では坐禅の際、 公案という課題を考えます。 その一つに「婆子焼庵」がありますが、これはいったい何を言おうとしてるのか、 分かりますか?

 「ある老婆が、 二十年間自分が世話をしてきた禅僧がどの位修行できたかを試すため、 若い女性に彼を誘惑するよう命じた。 しかし誘惑された僧は 『私の心は冬の岩に立つ枯れ木のように全然熱くならない』と断った。 その話を聞いた老婆はカンカンになって怒り出し、 僧を追い出し庵も汚らわしいと焼いてしまった。」

 仏教はあらゆるものへのこだわり(執着)が無くなった境地を理想とします。 そこで彼は、 「女性へのこだわりが一切ない」姿を見せようと無理をしたのです。 こんなセリフ、 三十~四十代の生身の男性がサラリと使える言葉ではありません。 老婆はこれを聞いて、そこに 「こだわらない」という考え方にすっかりこだわっている僧を見、がっかりしたのです。

 では何と言えば良かったのでしょうか? 私なら…、 「勘弁してヨ」あたりでしょうか。


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