大学入学共通テスト (読売新聞オンラインより)

 大学入学共通テストが終わりました。校長先生の許可を得て始めた自宅からの夜のリモート講座には6名の生徒が参加し、週5日の日程を最後まで全員頑張りました。私も張り切って、倫理20年分、政経26年分という大量の過去問をこなしました。12月の模試で偏差値66という好成績を取る生徒も出て、本番が楽しみでした。

 ところがふたを開けてみたら、期待した程の点数がとれていません。私は反省せざるを得ませんでした。数多く過去問に当たる事は、効率的ではなかったようです。試験問題は年々思考力を問うものが増えており、また五択問題でも正答が一つから五つまでの「組み合わせ」で答えさせるものが増えてます。来年は「正答なし」が正解という意地悪な問題も出るかもしれません。

 後日、落ち込んでいた一人の生徒から手紙をもらいました。そこには私への厚い謝意が述べられてあり、反省しきりの私は大いに慰められました。中に私をウルっとさせた一節がありました。
「受験は自分の為だよと周りは言うけれど、自分の為だけだったらこんなに最後まで頑張れません。必死になってくれる先生の姿が私の力の源でした。」

 私は十分な知識はつけてやれませんでしたが、精一杯指導した姿が生徒に役立っていたと知って、目から鱗の落ちる思いでした。そして、来年度こそもう一工夫凝らした「思考力を高める指導」を是非したいという元気をもらいました。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 「大事な事なので、一回しか言いません。」 大事なことなら何回でも言ってくれ。(らっこちゃん)