霧雨 (フリー画像より)



 午前中、霧雨が降っていました。木々の葉を湿らせ草花を生き生きとさせる雨は、私の気持ちもしっとり落ち着かせてくれます。大雨被害に遭われた方々には申し訳ないのですが、雨を見ながらこんな事を考えました。



 なぜ雨は降るのでしょうか。もちろん雨雲が西からやって来るからですが、なぜ雲は西から来るのでしょう。これも地球の自転の影響で、「コリオリの力」という物理法則が働き、日本上空では空気が西から東に移動するからです。ではなぜ地球は自転するのか、と原因を突きとめようとしたら謎は広がる一方でした。



 そこで原因究明は諦め、現状を観察してみました。雨は私に安らぎをもたらします。もちろん晴天も大好きですが、雨や雪といった変化は別の趣を運んで来ます。四季の変化や、出会いと別れ等の人生の変化など、「変化」があるから人間を含む万物は生き生きと生存できる気がします。変化こそが「命」の本質なのではないでしょうか。一つ一つの生命や知識をバトンのように渡し合っているのが私達生命体ですが、これらが循環する全体もまた大きな生命体のようです。



 変化の中には植物の生長のような決まった変化もありますが、新型コロナのような想定外の変化もあります。人生の大半は後者です。変化の大きなうねりの中で、それを波乗りのように楽しんでいけたらいいなあと思います。



** 高校生のコトバ **************************



川柳 : プリクラで 必ずいる子 半目な子
  (うなぎいぬ)