バンドウイルカ

 誤解されそうなのであまり言いたくないのですが、一昨日のNHKで流されたイルカのおめでたのニュース、私はどうしても喜べませんでした。内容はおよそ次の通りです。

 鹿児島県のかごしま水族館は、オスのバンドウイルカ「ラスター」の精子を沖縄県まで運び、オキナワマリンリサーチセンターのメスのイルカ「レオ」に人工授精して出産に成功した。6年前に日本動物園水族館協会が「追い込み漁」でのイルカの入手を禁じたため、水族館はイルカの入手が困難となり、以来人工繁殖させる取り組みを進めている。飼育員の一人は、「イルカの本来の姿を伝えるためには、こういう人工繁殖の技術も必要になってくる。」と語っている。

 ところで動物園や水族館は必要でしょうか。人間は、自分達が楽しむために野原や海中でのびのびと生活していた動物達を捕獲し、狭い所に閉じ込め、生きる能力を摘み取り、今や生殖能力まで弱めようとしています。今回の件にしても、知的レベルの高いイルカ達は、姿も見た事のない相手の子を産まされ、しばらく育てた後は引き離され、きっと悲しみの連続だと思います。私はここに人間のエゴを感じるのです。飼育員の方の語る「本来の姿」を伝えるためなら、彼らを海に戻し観察者が海中でイルカを観察できる施設を作るべきではないでしょうか。

 私は、「全ての存在は等しい」という荘子の万物斉同の考え方が大好きです。

〇NHKのニュースhttps://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20210519/5050014698.html

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 落ち込んでいる時、なぐさめじゃなくて叱咤してくれる存在は貴重である。(amber)