精神科医 片田珠美氏

 

 どんな集団にも「厄介な人」はいるものです。場の空気の読めない人や責任逃れに終始する人等々…。将来、皆さんが入社した会社にそんな先輩や上司がいた場合の上手な接し方を、精神科医の片田珠美氏が次のように書いています。

①「あれ、顔が疲れているね。残業続きなんじゃない?」定時に帰宅する後輩に、軽い冗談のように嫌味を投げかける先輩。こんな先輩には、自分が傷ついている事を気づかせる事が大事。「心配していただいているようですが…」「冗談のつもりかもしれませんが…」といった『クッション言葉』を置き、「そんな事言われると気分が落ち込みます。」などと伝える。

②企画書を提出したところ、上司から何度も修正を命じられ、そのたびに徹夜で直していたのに、結局最初に提出した形に戻す事になったケース。無能力な上司に対する防御策は、とにかく記録に残す事。やりとりはできるだけメールや書類で行い、口頭の場合でもメモを残しておく。「迷惑をかけたくないので…」「お手間を取らせたくないので…」などと、一応持ち上げるふりをするのも有効。

 有効な言い方と言えば、東京医科大学の西研教授が、自分と対立する考え方の人に意見を言う時は、「あなたの意見は、私にはこう聞こえますが、この理解でいいですか?」と聞くといいと言っています。こちらも事を荒立てない素晴らしい表現だと感じました。


** 高校生のコトバ **************************


名言 : 人にCDを貸すと、別の人から返ってくる。
(シャケ)